イシマササユリ

新野キャンパスで育てている
 イシマササユリについて紹介します。

 「イシマササユリ」とは、伊島に自生するササユリです。
 かつてササユリの開花時期である6月には、島全体が
 薄らとピンクに染まるほど咲いていたそうですが
 昭和30年代から激減してきました。
 そこで34年前に地元伊島中学校から本校の前身である
 旧新野高校に、「バイテクによる球根の増殖」の
 依頼として球根5球が提供されました。
 
 球根の効率のよい増殖・肥大促進や順化等の研究に取り組み
 30年あまり先輩から後輩に研究は引き継がれ、その手法は年々進化し
 毎年約600球を伊島中学生とともに自生地に移植する活動に取り組んできました。
 ササユリは自生地により変異が多いため、一貫して伊島のササユリ以外の
 ササユリが混じらないよう注意しながら活動してきました。
 今後は、増殖等だけではなく様々な研究に着手し
 ササユリの魅力をさらに高めていきたいと思います。

 4月上旬に撮影した栽培・開花実験の写真です。
 ササユリの花言葉は「上品」「希少」
 成長するまでになんと3年もかかったそうです。

 

次の写真は5月下旬に撮影したものです。
 とても綺麗な花が咲いていました。

 

花をアップにすると・・・

 

ピンクでとてもかわいい花ですね。