バイテク・農業クラブ
伊島をはじめとするササユリは学名で【 Lilium japonicum 】といい、日本固有のユリです。西日本に多く、里山等で多く分布しています。そこではササユリの開花時期に「ササユリ祭」が催されます。その起源でもある大神神社摂社率川神社の三枝祭を訪ねてきました。
三枝祭は「ゆりまつり」と言われています。大宝律令(701年)に国家のお祭りと定められ、疫病の鎮遏を祈る歴史あるお祭りです。三枝とはササユリの事で、神社に御祭される神様は媛蹈鞴五十鈴媛命といい、初代天皇(神武天皇)のお妃様です。その姫様のおしるしがササユリなのです。
「三枝祭」では、媛蹈鞴五十鈴媛命にお慶びいただくため、御神酒をササユリで飾り、巫女はササユリを手に優雅な神楽を舞い、神社周辺はササユリの優雅な香りに満ちます。使用するササユリは大神神社の神体山である三輪山で準備され毎回400本以上のササユリが必要と知り、神社では保護も進めながら栽培にも積極的に行っていることを荒井滋栽培研究員から教えていただきました。そのためササユリの研究が進んでおり、僕たちが保護活動をしている伊島ササユリ保護に活かせる貴重な体験と研修ができました。いつか伊島のササユリを率川神社の三枝祭に奉納したいです。






ササユリ祭
奈良県
率川神社
大神神社
最古の祭り
ササユリの栽培
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ガネガスはカヤモノリという海藻を天日干しした板海苔です。
徳島でも美波町や由岐、木岐等で食べられている故郷の味。
旬は一月下旬頃で長さが50センチ程度育ったカヤモノリを岩から摘み取り、天日干していく。
今このカヤモノリの生育地が水温の上昇やその影響により、今まで居なかった魚による食害で、
数が激減していることを知りました。私たちは、この故郷の味を守るため、調査を開始しました。
今回、木岐漁業協同組合 副組合長理事 松浦 秀樹さんを訪ね、カヤモノリの自生地の見学と
ガネガスの試食をさせていただきました。
カヤモノリは、波打ち際ぐらいに生育していました。夏になると姿が消えて、また冬に復活するとのこと。
ガネガスの食べ方はシンプルで火で少し炙り、手で揉んでご飯の上にふりかける。
海藻の塩分と潮の香りが、たまならない。ご飯との相性は抜群で箸が進みました!
調査・研究を進め、この味が後生に残るようにしていきたいです。





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6月11日(土) 阿南市伊島に連絡船で渡り,イシマササユリの保護活動と研究を行いました。
今回は雨天の中でのフィールドワークになりました。
大変でしたが雨水が流れ込んでいる場所には多くササユリが咲いているなど,雨の日じゃないと気がつかない事が多くあり大変勉強になりました。諸先輩方が続けてきたササユリの保護活動をこれからも頑張って継承していきます。




雨にも雑草にも負けず花を咲かせていました。
去年植えたササユリも元気に葉を出していました。
部活動