徳島県立阿南光高等学校 公式Webサイト |
校訓 進取・創造・協働 ~地域の未来を創造する~ |
トピックス
開催! 第1回課題研究発表会 ~楽しいを発表で~ 5章
★電気てらせプロジェクト班発表概要★
電気てらせプロジェクト班は、「電気」、「情報」の未来を照らすプロジェクトです。令和4年度は自分たちが身に付けた知識・技術を生かして、地域の子どもたちに「電気」の楽しさを知ってもらうことを目的としています。
出前授業は3段構成になっています。「電気」は世界で必ず必要なエネルギーであることを知ってもらい、電気工事接続体験を通して、「電気」の楽しさを理解し、阿南光高等学校電気情報システム科の魅力を説明します。
電気工事接続体験は実際の家で使用されている接続なので、中学生も大変興味を持ってくれました。電気情報システム科の紹介は、徳島県の県立学校では阿南光高等学校でしか取り組んでいないことを紹介しました。
電気情報システム科の実習には、ものづくり学習にあたる「3Dプリンタ実習」や「AI実習」と言った最先端技術を取り入れた学習ができることを説明しました。また、キーホルダ製作を通し改良を重ねることで、よりよいものづくりをする力が身に付きました。
この課題研究を通して「スクール・ポリシー」の実現が果たせました。
この課題研究では、「電気」の理解が進み、本当に楽しいものであることと「やりがい」が何かを知りました。そして、アクシデントが起きても班員と協力することで乗り越えることができる対応力が身に付いたと思います。この取り組みは自身の能力UPと協働することの大切さを体験できるものです。そして、地域貢献や地球の未来を考え取り組む内容に本当に「やりがい」を感じました。
この体験をしたい人は是非、阿南光高等学校電気情報システム科への入学を考えてみてはどうですか?私たちはあなたたちの入学を待っています!!
最後に考察として、アンケート結果や中学生のコメントから、「電気」の楽しさを広めることができたと思います。令和5年度に向けては、「情報」の楽しさを広めることと出前授業の進化を後輩に託します。
これで、電気てらせプロジェクト班の発表概要紹介を終わります。
電気情報システム科の実習
★電力の実習★
交流高電圧装置を使用し、カミナリ現象(放電現象)を発生させて放電特性を理解する実習です。実際に放電現象を体験すると「おっ」と言った声が漏れます。緊張感のある実習ですが、電気を見ることができる貴重な実習でもあります。実習中は危険なので装置を設置している中には入れません!
電気情報システム科の工業技術基礎
★工業技術基礎(ライントレーサの製作)★
3学期の工業技術基礎では、「ものづくり学習」のライントレーサの製作をしています。「電気回路」で学習した電子部品が登場し、「これ聞いたことある!」、「これ知ってる!」などなどいろいろな言葉が飛び交っていました!
そして、電子部品と基板のはんだ付けです。はんだ付けの手順をよく聞いて、美しいはんだ付けができるようになりましょう。みなさんなら必ずできるようになります。
はんだ付けも上手になっています。美しくできると達成感がありますね。はんだ付けが終わると、ギヤーボックスの組み付けです。プリントを見ながら楽しそうに組み付けていました。次はライントレーサのホイールとタイヤの組み付けです。ホイールは3年次生が3D-CAD、3Dプリンタ実習で製作したホイールを使用しています。実習で学習したものを使用する、再利用の取組です。1年次生も「ものづくり学習」を通して主体的に考え設計し、ものづくりができる技術者に成長しましょう。
ライントレーサが完成したら、プログラムを入力して動作を確認します。プログラムで動作させるためにセンサの調整が大切になってきます。ラインを読み取る調整ができたかな?
1年次では、「工業情報数理」でコンピュータの基礎とC言語プログラミングを学習しています。その知識を使ったプログラムの入力です。ここで初めて実際に動作するプログラムを体験します。学んだことを生かせる学習形態です。
プログラムの入力が完了したら、ライントレーサの試走会です。初めはコースで走らせる生徒が少なかったですが、だんだん増えてきました。自動で車が動くことに感動して、楽しそうに走らせていました。興味を持った生徒の中には、「コースを作りたい!」、「もっと速く走らせたい!」、「いろいろな動作をさせたい!」と言った意見が出ていました。このライントレーサは「実習」や「課題研究」でも使用(再利用)します。その「思い」を大切に今後の学習に取り組んでください。3年次生になるまでに知識・技術を身に付け、「思い」を「現実」に変えましょう。そのために授業があり「学ぶ」のです!
阿南光高等学校は「ものづくりを重視した教育」も行っています。これは、学習を生きたかたちで学べる教育です。「ものづくり」の楽しさは体験すると分かります。ぜひ体験してみてください!
開催! 第1回課題研究発表会 ~楽しいを発表で~ 4章
★電気工事班発表概要★
電気工事班は、電気工事士などの資格を生かして、実際の電気工事を体験することができる課題研究です。電気の知識と実技能力が向上します。
1回目は電気実習棟2FのLANケーブルの接続確認をしています。2回目は電気実習棟2F廊下の修繕工事を通して、見えない部分の配線をどう確認するかを試行錯誤しながら修繕しました。電気工事の楽しさを体験した瞬間でした。
3回目は電気実習棟1F工事実習室です。上記複線図のように使い勝手の悪い配線が成されており、不便だったところを改善しました。このあたりから電気工事に自信を持って工事ができるようになってきました。
4回目は3回目の修繕工事をふまえ、真ん中でも照明器具を点灯消灯できるようにしたいと考え、3路スイッチとの組み合わせに加えて露出配線に挑戦しました。完成したときはすごく達成感があり、班員全員で感動しました。先生方が使用してくれて、「業者以上の出来だね。」と褒めてくれたときは、すごく嬉しかったです。
この電気工事体験を通して、使用する人が使用しやすい配線にすることが大切だと感じました。また、完成したスイッチを実際に使用できて、人の役に立てることが、本当に嬉しいものだと感じました。
この課題研究は、電気情報システム科で1年次に学習する内容を生かしたものです。ものづくり学習の成果を十分に発揮できていました。「学んだことが生かせる」これが体験できるのが専門高校です!
これで、電気工事班の発表概要紹介を終わります。
開催! 第1回課題研究発表会 ~楽しいを発表で~ 3章
★ピンボール製作班発表概要★
ピンボール台は『木材加工機』、『3Dプリンタ』、『制御基板製作』、『制御プログラミング』と情報系の要素満載の製作です。
「はじめに」からジョークを交えた始まりで、会場を柔らかい雰囲気にしていました。また、3DーCADから3Dプリンタを使用し、実習の知識・技術を生かして「小さい3Dプリンタ」から徳島県立学校最大級の「大きい3Dプリンタ」の2機を使用して部品製作しました。
3Dプリンタを使った製作部品の説明です。よく考えて構成した部品を紹介していました。特に上部バンパーは面白い構造で、聞く人を楽しませていました。
フリッパーの構造は、試行錯誤の部品であることがよくわかりました。この部品ができるまでにいろいろな苦労があったことを笑いに変えて説明するあたりは班員の個性を感じる発表でした。
プリント基板設計では、電子技術・電子回路・製図の知識をいかして取り組み工業技術基礎や実習で培ったはんだ付けの技術が生かされたLED基板製作だと感じました。産業教育展の展示では、いろいろな人に楽しんでもらえて嬉しかったと話してくれました。このような製作ができるのも阿南光高等学校電気情報システム科の「ものづくり学習」があるからです。これは、ものづくりを重視した教育の成果で、「ものづくり」をして完成したときの達成感を得たい人はぜひ入学を考えてください。本校でしかできないことがあります!
今後の課題では、背景の絵を追加、ガードの延長、バンパーのボール検知板の揺れ防止、アイテムを増やす、ニックネーム機能、料金システムの導入といた追加機能を挙げていました。本当に楽しく考えて製作していたのだと分かる内容でした。
これで、ピンボール製作班の発表概要紹介を終わります。